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お知らせ

兵庫県私立中学高等学校・生徒指導連絡協議会において、サイバー部門が発足しました。 このサイトは、各校の生徒指導担当の先生方と情報共有をするために、当協議会サイバー部門担当者が作成しました。各校の生徒指導関係の先生方に広く活用されることを願っております。 担当者:M.Y.

2016年7月29日金曜日

官民合同対策プロジェクト(兵庫県警本部サイバー犯罪対策課)からのお知らせ 

官民合同対策プロジェクト(兵庫県系本部サイバー犯罪対策課)からのお知らせがあります。
 兵庫県私立中学高等学校生徒指導協議会関係校にはメールでお知らせしました。

以下、内容となっておりますのでご確認ください。


官民合同対策プロジェクト構成員 各位(教育機関関係)


 報道のとおり、佐賀県において運用されていた教育情報システ
ムが、10代の少年により不正アクセスされ、1万人以上の個人
情報が流出するという事件が発生しております。
 本件につきましては、学校における情報管理上の問題点として
  ・管理者情報を含むファイルが、生徒・教職員のアカウント
   権限でも閲覧可能な場所に保管されていた。
  ・システム未登録端末でのアクセスが可能となっていた。
  ・システム未登録端末のログを検出していたが、確認を怠っ
   ていた。
  ・校内無線LANの利用可能時間帯を定めていなかった。
  ・異常時における調査・報告・連絡等の対応体制が活用され
   ていなかった
等が指摘されております。
 これを受けまして、兵庫県においても同種事案の防止を図るた
め、本件捜査を実施した警視庁からの情報提供を基に、添付の教
育機関職員向け啓発資料を作成いたしましたので、学校等に対す
る注意喚起にご活用下さい。
    
          (資料)

 


2016年7月14日木曜日

官民合同対策プロジェクト事務局(県警サイバー犯罪対策課)より、サイバー防犯通信が送付されました。

サイバー防犯通信№23「そのメール大丈夫?」が送付されました。  各校の生徒指導にお役立てください。


   上記のPDFを各校生徒指導担当者にメール配信しました。



































 





2016年7月13日水曜日

「青少年の安心・安全なインターネット利用に関するシンポジウム」が開催されました。

7月8日(金)三宮コンベンションセンターにおいて、「青少年の安心・安全なインターネット利用に関するシンポジウム」が開催されました。
 当日、写真撮影、録音、資料のネット掲載は規制されましたが、気になった内容を抜粋してまとめしたのでご覧ください。

■「スマホ時代に対応した兵庫県青少年愛護条例の改正と県民運動の展開」より
 兵庫県企画県民部 青少年課

-青少年のネット利用の現状(平成27年7・8月 青少年課調査)-
・携帯電話の所持率(兵庫県)
 小学生(5,6年)・・46% 中学生・・57% 高校生・・98%

・インターネット依存の疑い(依存傾向)がある者の割合(兵庫県)
  小学生・・1.4% 中学生・・6.6% 高校生・・8.3%(クラスに3名程度)

・青少年のフィルタリング利用率(兵庫県)は60%
 全国は45%。平成24年度以降低迷していたが、事業者への要請や販売店への立ち入り指導 の強化、必要性の理解が進んだことで上昇した。

-兵庫県青少年愛護条例の改正-
 青少年のインターネットの利用に関する基準づくり(第24条の5として追加)
(1)学校、県民(地域)、事業者、保護者等を含むすべての人々に、青少年がインターネットを利用することに伴う危険性や、過度に利用した際の弊害等について認識するとともに、青少年のインターネットの利用に関する基準づくりが行われるよう、支援に努めることを義務づけ
(2)基準に含むべき事項は次の内容
  ①過度の利用等を防止するための利用時間に関する事項
  ②危険等を防止するための利用方法に関する事項

■トークセッション「フィルタリング普及啓発活動について」より
 【パネリスト】 松本 佳崇氏(兵庫県 企画県民部 青少年課 青少年指導班長)
         西   雅彦氏((株) ディー・エヌ・エー)
         小森 真一氏(兵庫県教育委員会 事務局 教育企画課 指導主事)
         松浦 洋子氏(近畿ブロックPTA協議会 顧問)
         SWINGーBY実行委員会
         (猪名川町青少年健全育成推進会議)の皆さん
         兵庫県立千種高等学校の皆さん
 【コーディネーター】
         竹内 和雄氏(兵庫県立大学 環境人間学部 准教授)

●千種高校の取り組み紹介
・全校生徒は102名で園小中高と地域が連携した文化祭を実施している。
・情報モラル啓発ため、市民対象のスマートフォン教室を高校生が主催して実施している。
・町全体情報モラル改善目標を作成(中学生ルール、高校生ルールを作って使いすぎの防止を啓発)

●SWINGーBY実行委員会(猪名川町の高校生有志)の活動
・青少年のフィルタリング導入の啓発するためにポスターを作成、イオンで携帯ショップに掲示。
・スマホの教科書を作成。
・携帯ショップの前で未成年者のフィルタリング導入、スマホのルールづくりを呼びかけた。

●パネルディスカッション(フィルタリングの必要性について)より
〈高校生〉
・フィルタリングは小中学生には必要だけれど、高校生は緩和すべきである。
・規制が強くて、ネットで調べものができない。(ヤフー知恵袋) 2ちゃんねる)が見られない。       
・スマホ購入時にショップでフィルタリングは「いらないよね!」と言われて入れていない。
・カテゴリー別や使用アプリの規制解除など選択の幅を広げて欲しい。

〈竹内 氏〉
・出会い系アプリを入れて相手を検索したところ、GPSで近くに多くの人が表示された。0.5km以内でヒットしたことがあり驚いた。顔も知らない人とコミュニケーションをとることの容易さと危険性を認識してほしい。
・ルールは大人が与えるだけではなく、子供達に話し合わせて考えさせることが大切。

〈その他〉
フィルタリングについてはキャリア(au,docomo,softbank)もいろいろと検討しているようで、種類を増やすことやカテゴリ-別に規制したり、解除する選択性を広げていくとのこと。